テクニスシンフォニー

テクニスシンフォニー(TECNISSYMFONY)とは

テクニスシンフォニー(TECNISSYMFONY)とは多焦点レンズは遠方と近方の2峰性を持っており、それ以外の部分では有効な視力を得られにくい傾向がありますが、テクニスシンフォニーは独自のエシェット回折を持っており、焦点を拡張でき、ピントの合う範囲を広げるよう設計されたレンズです。そのため、多焦点レンズでありながら、単焦点眼内レンズのようにはっきりとした視界・コントラスト感度を期待できるとされています。
このテクニスシンフォニーは、2017年7月から先進医療適応の多焦点眼内レンズとして使用できるようになっています。

テクニスシンフォニーの特徴

テクニスシンフォニーの特徴視界がはっきりと鮮明で、暗い場所でも光をまぶしく感じるフレアやハローがほとんどありません。
テクニスマルチフォーカルは33cm、42cm、50cmときめ細かい加入度数を揃えてライフスタイルに合わせた距離の物をはっきり見たい方に対応していますが、テクニスシンフォニーは近くを見る際には眼鏡をかけることがあっても日常的な見え方の質を求める方に対応していると言えます。
ご自分のライフスタイルやお考えに合わせて、ぴったりくるものを選んでください。

焦点深度拡張・広い明視域

少数視力1.0以上の持続的な視力(付加度数1.5Dまでの間)を提供可能です。

コントラストの高い高品質な見え方

コントラストの高い高品質な見え方クリアで鮮明な見え方を重視し、コントラスト感度の高い設計を行っています。遠方・中間・近方に渡ってコントラスト感度を高く維持し、質の高い見え方を実現します。

角膜の色収差を補正

独自のアクロマティックテクノロジーを用いることで色収差を補正します。これにより、異なる色の波長の焦点位置を近づけることができますので、コントラスト感度改善につながります。

乱視眼への対応

乱視眼への対応テクニスシンフォニーは、乱視眼にも対応可能です。その場合、手術前の検査で乱視矯正が可能かをシミュレーションする必要があります。

合併症の発生率を低頻度に抑えます

術後6ヶ月のハロー、ナイトグレア、スターバーストなどの合併症発生率が低頻度であり、合併症が起こりにくいという特徴を持っています。
瞳孔径に依存しないため、低照度の環境でも優れた機能を発揮でき、低照度下での見え方に約93.5%が満足していうという調査結果が出ています。

長期にわたる透明性・安定性

人工レンズは眼内に挿入後、18ヶ月程度で細かい水滴のようなグリスニングが発生する場合があり、これが視機能低下を起こす可能性があります。テクニスシンフォニーは、独自開発されたグリスニングが発生しにくい疎水性アクリル素材を採用しており、ダイヤモンドクライオレースカット製法を使った高い精度と品質を備えています。そのため、長期間に渡り透明性と安全性を保ちます。

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